カメラをつけて部屋に入るなら、その部屋にいる人には仕組みを知る正当な関心があります。ひと言で答えられることがマナーの大部分で、その「ひと言」を用意している人はほとんどいません。

スマートグラスをめぐる居心地の悪さの多くは、技術の問題ではありません。つけている本人が説明できないので、周りが想像しうる最悪の版で空白を埋めてしまう、という問題です。

ひと言を用意する

自分のグラスの仕組みを、言いよどまずに説明できる程度には理解しておいてください。Glimpseなら短く済みます。「聞いたときだけ見る仕組みで、部屋を録画してはいません」。

指摘される前に、早めに言ってください。自分から言えば配慮に見えます。同じ言葉でも、聞かれたあとだと、たとえ事実でも弁明に聞こえます。

外すべき場所

思われているより短いリストで、交渉の余地はありません。

日本の場合

知っておく価値のあることが2つあります。

日本のスマートフォンはシャッター音を消せず、その慣習が人々の期待を形づくってきました。カメラが動いていることの分かりやすい合図がない状態は馴染みがないので、説明の負担は他国より軽くではなく、重くなります。

そして、たいてい異議は口に出されません。不快に感じた人は、やめてくださいと言うより、黙って行動を変えるほうを選びます。沈黙を同意と読むべきではありません。誰かが言い出すかどうかを迷う前に、こちらから説明しておく理由がここにあります。

実際に聞かれる4つへの答え

録画してますか。していません。質問したときだけ見ます。

今も見えてるんですか。自分で始めたセッションのあいだだけで、今は入っていません。

データはどこに行くんですか。使っている製品の仕様を具体的に言ってください。分からないなら、人前でつける前に調べてください。「分かりません」がいちばん不安にさせる答えです。

なぜ必要なんですか。正直に答えてください。小さい文字を読むのが面倒になった、でも構いません。実演より、素の理由のほうがよく届きます。

根っこにあるルール

あなたは、周りの人が選んだわけではない技術を身につけています。それが悪いという話ではなく、説明する役目が相手ではなくこちらにある、という話です。

その順序でやれば、私たちの経験では1分ほどで話題ではなくなります。順序を外すと、その会話で唯一記憶に残るものになります。

よくあるご質問

日本でカメラ付きグラスを公共の場でつけるのは合法ですか。

一般的な公共空間であれば通常は問題ありません。私有地は独自のルールを定められ、店舗、美術館、医療機関ではよくあります。他人のプライバシーを侵害する撮影は別の問題で、機器の種類にかかわらず許されません。

周りに伝える義務はありますか。

通常の場面では法的な義務はありません。社会的には、何事もなく終わるか一件になるかの分かれ目で、コストはひと言だけです。

外してくださいと言われたら。

外してください。その場で議論して良い結末になる筋書きはありませんし、いちばん安く「常識のある人」でいられる方法です。