スーパーは、何かを読むにはとても難しい場所です。照明は平らに明るく、文字は小さく、包装は光っていて、しかもかごを持って立ったまま、うしろの人を待たせています。
そして、小さな判断が積み重なる場所でもあります。どちらが糖分が少ないか。ナッツが入っていないのはこちらか。大きい箱のほうが本当に得なのか。これはグルテンフリーと書いてあるのか、それともグルテンを扱う工場で製造と書いてあるのか。この二つはまったく別の表示です。
たずねる価値のある四つの質問
避けたいものが入っていないか
袋を持ち上げて、そのままたずねてください。乳製品は入っていますか。ナッツは入っていますか。豚肉は入っていますか。かごが重くなっていくなか、八ポイントの文字の段落から一語を探す代わりに、はいかいいえと、該当する一行が返ってきます。
重いアレルギーの場合は、ご自分でも読んでください。目的は判断を任せることではなく、一度の急いだ確認を、二度の確認に変えることです。
二つのうち、自分に合うのはどちらか
両方を持ち上げて、塩分が少ないほう、糖分が少ないほう、食物繊維が多いほうをたずねてください。栄養成分表示を目で見くらべるには、二つの袋を持って視線を往復させることになり、しかも表示の並びは商品ごとに違います。たずねれば数秒で、計算もなくなります。
本当に安いのはどちらか
単価は棚札でいちばん役に立つ数字で、確実にいちばん小さく書かれています。「百グラムあたりどちらが安いですか」とたずねて、計算を任せてください。スーパーはこれをわかりやすくする動機をあまり持っていませんし、答えは大きく書かれた数字が示すものと逆であることがよくあります。
これは何ですか
見慣れない野菜、わからない部位のお肉、日本語の書かれていない輸入品。向けて、何かと、どう食べるものかをたずねてください。読めない言語の国で買い物をするときにもいちばん速い方法で、それについては旅行の記事で詳しく書いています。
混んだ売り場でうまく使うには
- 天井の照明から角度をずらす。 光る包装の照り返しが、読み取り失敗のいちばんの原因です。
- 狭い質問をする。 「栄養成分表示を読んで」より「百グラムあたりの糖分は」のほうがずっと速いです。
- 流れから半歩よける。 通路の横に半メートル動けば、誰も待っていません。
- 決め手だけに使う。 ほしいものはもう決まっていて、必要なのは数字ひとつです。
レジと、その後
レシートの文字は小売の中でいちばん読みにくいものです。合計をたずねる、割引が引かれているか確かめる、最後の数行を読み返してもらう。まだ直してもらえるレジのそばで確認するほうが、家に帰ってから気づくよりずっとよいはずです。
そして戸棚の前では、同じ道具が買い物のもう半分に答えます。どの缶がどれか、そしてこの日付は何と書いてあるか。
手を空けることが、ここではいちばん効く
買い物は、スマートフォンを持つことがいちばん不便な場面です。片手はかごかカート、もう片手は読みたい商品。スマートフォンのための三本目の手はありません。
だからこそ、カメラを身につける意味があります。いつもどおり商品を持ち上げ、たずね、答えを聞いて、カートに入れるか棚に戻すか決める。道具が作業の中に消えていきますが、これは道具に対するほめ言葉としてはかなり上のほうにあると思います。
よくあるご質問
アレルギー表示の確認に使えますか。
はい。袋を持ち上げて特定の原材料が入っているかたずねると、原材料表示を読んで答えます。重いアレルギーの場合は、二重の確認としてご自分でも表示をお読みください。
単価の比較もできますか。
できます。二つの棚札を見せて百グラムあたり、または一リットルあたりどちらが安いかたずねると計算します。答えが大きく書かれた価格の印象と逆になることはよくあります。
外国語のパッケージでも使えますか。
はい。表示を読んで日本語で答えます。読めない文字の国での買い物がかなり楽になります。